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公開講座

第118回例会(詳細)


ライフストーリーワーク
 ―社会的養護の元で育つ子どもたちの生い立ちの整理の必要性と課題
久保樹里(社会福祉学部准教授=子ども家庭福祉・ソーシャルワーク)

 施設や里親宅など社会的養護の子ども達が生い立ちを自分のものとするための取り組みをライフストーリーワークと言います。
 生まれた家族の元で暮らす子どもたちにとっては、親やきょうだい、親せきの存在、自分が生まれたときのこと、小さかった時のことなどは、あたり前の日々の生活のなかで、理解していくことです。ところが、社会的養護の元で生活する子どもたちは何度もの転居や施設・里親家庭への措置によって生活が分断していることが多く、子どもの中には、親はいるが名前がはっきりわからない。きょうだいはいるがその存在を知らない。今、親がどうしているかわからない。自分がどんな生い立ちであったのか、自分がなぜ社会的養護で生活しているのかを知らないという子どももいます。人生は過去から現在、そして未来へと続いていきます。過去を理解することで現在の状況が理解でき、今を生きる力が生まれ、そしてそこから未来をイメージする力となっていきます。安心できる大人と共に自分の情報を理解し、そのことを過去として、次につなげていくライフストーリーワークは1950年代に英国で生まれ、日本には、2000年を過ぎた頃に紹介されました。そして、私が参加している大阪ライフストーリー研究会を発端として児童相談所や施設関係者の間で広がっていきました。今回は日本におけるライフストーリーワークの取り組みの歴史を紹介し、子どもの知る権利の大切さについて考察していきたいと思います。

【日 時】2022年12月1日(木) 午後6時~

開催にあたっての注意点

□学内の方へ
【開催場所】返照館102
参加人数の確認のため、参加ご希望の方は、下記メールアドレスまでお知らせください。
オンライン視聴を希望される方は、その旨もあわせてお知らせください。

□学外の方へ
学外の方についてはオンラインで開催いたします。
参加ご希望の方は、下記メールアドレスまで、 氏名・連絡先をご記入の上、お申込みください。 
開催前に閲覧方法などご案内いたします。

メールアドレス:jinken@hanazono.ac.jp
申込期日:11月24日(木)

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