福祉実習
本学の社会福祉学は、とりわけ福祉のフィールドに直接ふれて学ぶことを重視しています。
2年次に社会福祉実践現場の概要を学ぶとともに、小グループで幾種類かの福祉施設の見学なども実施しています。本格的な相談援助実習は、原則として3年次におこないますが、その指導教育の拠点として「免許資格支援センター」を設置し、在学生の大半が受講する実習に対応しています。
この実習は、事前の学習、事後の研究によってはじめて実りを得るものです。このため、実習指導をゼミ形式でおこない、学生ひとりひとりに焦点をあてたきめの細かい指導をしています。約1カ月の間、社会福祉のフィールドに直接触れる機会を経験することで、将来の仕事を見定める大事な場にもなっています。この場を踏むことではじめて、社会福祉学を学ぶことの意味を実感できたという学生も多いようです。
フィールドワーク演習・実習
フィールドワーク演習・実習とは?
花園大学 社会福祉学部では、2020年度からフィールドワーク演習・実習(以下;FW 演習・実習)を立ち上げています。本演習・実習は、地域への関わり方(手法と姿勢)を身につけながら、“地域に学び、地域を知る”ことを目指します。
こんな方にオススメです!
地域福祉やまちづくりに関心がある(将来、そんな仕事に就きたい)
京都や地元で地域課題の解決を目指したい
行政やNPOのプロジェクトや、地域活動に関わってみたい
社会福祉法人等において、ボランティアに関する仕事がしたい など
どんなことを学ぶの?
フィールドワーク演習・実習(2年生以上) “地域に学び、地域を知る”ことを目標としています。演習で、フィールドワーク手法、対話の手法(ファシリテート、ワークショップ手法)等を学んだうえで、実習では、地域の取り組み(「こどもと行こう!祇園祭」)に参加し、地域を体感しながら、関わり方を学びます。
個別指導と卒業論文
実習を中心としたフィールド実践とともに、学科として重視しているのが卒業論文です。フィールドで得た問題意識に研究という形を与え、その後の実践への礎とするのがその趣旨ですが、文章による意見発表や自己主張する力を養成する意味もこめられています。この卒論指導は最大限個別指導に努めており、教員とのつながりを深めるよい機会にもなっています。
友達づくりへの配慮
さらに、社会福祉学科では、人間関係が苦手な最近の若者に対応して「友達づくりを援助する」ため、入学早々から学生相互の友人づくりに配慮し、すべての学生が真の社会性(協調しながらも自己主張できる力)を身につける工夫を教員・学生ともども考えていく方針をとっています。新入生学外オリエンテーションは「友人づくりの場」としても好評です。