このページの先頭です
ここからヘッダーメニューです
このページの本文へ移動
ここから本文です

社会福祉学科

Department of Social Welfare

人とこころに寄り添う

社会福祉学科とは

社会福祉士の資格取得に向け理論と実践で学ぶ

社会支援(ソーシャルワーク)について深く、幅広く学び、政策・法律・制度の知識とともに、相談業務などの実践力を身につけていく学科。福祉の現場で指導的な立場にいる卒業生たちとのパイプを活かした実習ができるのも魅力です。

社会福祉学科の特長は、その実践力にあります。高齢者や障害のある方、貧困に陥っている方など、生きていく上で何らかのハンディのある人々と身近に関わることができる環境を整え、自らの経験を通して社会福祉の現場にあるさまざまな問題にアプローチしていきます。

社会福祉学科では、社会福祉学の最も原理的、理論的な部分とともに実践的な部分を学びます。

社会福祉原論・社会福祉史・社会福祉援助技術論を軸にし、高齢者福祉論・障害者福祉論・児童福祉論・地域福祉論・公的扶助論など、福祉的な支援が必要な人々の課題を、福祉施策や支援方法の視点から研究します。

本学の社会福祉学の眼目は実践性にあります。生きていく上で何らかのハンディのある人びとを対象にして、その人びとと生身で関わる福祉フィールドでの直接支援の側面、その生身で関わる現場を整え、組織的に支える間接支援の側面の二つの側面から、子ども、高齢者、種々の障害のある人々の課題にアプローチします。

同時に、この実践性を十分に生かすためにも、理論的側面をおろそかにせず、基礎となる心理学、社会学も重視しています。このため、カリキュラムは、狭義の社会福祉だけでなく、福祉を学ぶに必要な関連科目も豊富に用意しています。さらに、希望すれば、他学科の科目も受講できます。
なお、本学では、教養科目も、自分の興味や関心などに応じて、例えば、英語や情報技術などを集中的に受けて、キャリアアップ(能力開発)することができます。

もっと見る

こんな人におすすめ

  • 社会福祉士の資格取得を目指したい人
  • ソーシャルワーカーとして他者の生活の支援をする仕事に就きたい人
  • 人と関わるのが好きな人
  • 人と人が支えあう、ということを考えたい人
  • 社会問題に関心がある人
  • 「フクシ」ってなに?を知ってみたい人

スクールソーシャルワーカーとは、学校という場で活動する福祉の専門家です。チーム学校として、いじめ、不登校、暴力行為、児童虐待などの子どもたちを取り巻く問題に、教師、カウンセラーなどとともにチームで課題の解決にあたります。スクールソーシャルワーカーは、(社)日本社会福祉士養成校協会・(社)日本精神保健福祉士養成校協会の認定資格で、社会福祉士あるいは精神保健福祉士の資格を取得していることが認定の条件となります。

学びの特長

  • “生きた福祉”を学び実践力を養う
    目標は福祉領域の法制度、サービスに関する知識を活用しながら、支援を必要とする人に寄り添い、生活問題の解決を図るソーシャルワーカーを育成することです。そのため、現場での実習機会を数多く設けています。さらに、豊富な実務経験を持つ教員から“生きた福祉”を学ぶことで実践力を養っていきます。
  • 将来を拓く3つのコース
    みなさんが希望する進路・職種に合わせて学べる3つのコースを設定。
    1年生から卒業まで、目標に適したサポートをおこないます。
  • 可能性を広げる自由な履修制度
    必修科目を少なめに設定し、学生自身が興味のある分野を選択して学ぶ独自の履修制度を設けています。これが、社会福祉士として幅広い知識と高度な専門性を身につけることにつながり、将来の活躍の場も大きく広がります。さらに花園大学では、他学科の専門科目も履修できるようになっています。
  • 卒業後は福祉職として活躍
    花園大学には社会福祉50余年の歴史があり、卒業生の約7割が福祉を支える担い手として全国で活躍しています。これは先輩たちの実践力の証であり、その信頼が良好な就職状況を支えています。
社会福祉士 スクール ソーシャル ワーカー 児童福祉施設 社会福祉協議会 ボランティア コーディネーター 地域包括支援センター 福祉事務所 社会福祉学科で拓く3つの扉 高齢者福祉施設相談員 障害者福祉施設 NPO 一般企業 医療ソーシャルワーカー 社会的企業 中間支援団体 各種団体 福祉系企業 教員免許(中学、高校) 精神保健福祉士 社会福祉主事 児童相談所 地方自治体

※上記のほかにも他学科受講により
資格・免許が取得できる場合があります。

ソーシャルワークコース

専門の資格をとって、社会福祉実践の専門家を目指します

・社会福祉士国家試験 受験資格

現場に強い実践力の育成:“生きた福祉”を学び実践感覚(ノウハウ)を養う
※国家試験合格に向けたバックアップ体制
学内教員による、対策講座の実施‼

こども未来コース

児童虐待・いじめ・不登校・子どもの貧困など、生きづらさを抱えた子どもたちが存在します
また、様々な障害のある子どもたちの学習権の保障、合理的配慮の必要性が指摘されています。
こども未来コースでは、こどもの最善の利益に基づいた個々のニーズに応じた支援の在り方を学びます。

スクールソーシャルワーカー
:学校現場における福祉のエキスパート

※上記のほかにも他学科受講により
資格・免許が取得できる場合があります。

地域貢献コース
・「地域に出会い、地域に学ぶ」がコンセプト

地域を知り、地域の課題を発見、住民との関わりをとおして、 課題解決を図る経験知・実践知を養います。

こんな方にオススメです!

  • 地域福祉やまちづくりに関心がある(将来、そんな仕事に就きたい)
  • 京都や地元で地域課題の解決を目指したい
  • 行政やNPOのプロジェクトや、地域活動に関わってみたい
  • 社会福祉法人等において、ボランティアに関する仕事がしたい

4年間の流れ

1年生 社会福祉の基礎を学び実践の土台を固める
1年生は、「社会福祉原論」「社会福祉史」「ソーシャルワークの基盤と専門職」、これら必須3科目の履修を通じて社会福祉の基礎を学びます。「社会福祉とは何か」を知るとともに、支援対象者の現状を深く理解し、具体的な支援につなげる実践力の土台をつくります。
2年生 実践に向けた応用を学び支援の基礎力を養う
社会福祉士の資格取得に直結する「ソーシャルワーク演習」や「地域福祉論」に取り組み、1年生で学んだ基礎科目の応用・発展をめざします。また、多様な福祉の現場を訪れ、見学実習などを通じて援助の在り方を考え、実践に向けた支援の基礎力を養います。
3年生 学びをゼミで深めつつ実習の現場で自分を試す
社会福祉に関する自身の興味・関心にあわせ、専門性を持つ教員のもとで学びを深める「社会福祉学演習」(ゼミ)が始まります。あわせて社会福祉士としての実践に必須とされる「ソーシャルワーク実習」などに取り組み、培ってきた自身の力量を現場で確認します。
4年生 学びの集大成に取り組み国家試験合格につなげる
3年生と同じ教員によるゼミで自身のテーマを定め、研究成果を卒業論文にまとめていきます。あわせてソーシャルワークを専門的かつ実践的に学修するとともに、国家試験対策にも打ち込み、社会福祉士の資格取得という目標を達成します。

ピックアップ授業

  • フィールドワーク実習
    地域課題や社会的課題の解決に実践的に取り組む主体(地域住民組織、NPO、行政など)の活動に主体的に関わりながら、「地域に学び、地域を知る」ことを目指します。
  • スクールソーシャルワーク
    実習指導
    小・中学校や教育委員会での実習を通して、教育現場や地域における児童生徒の現状を把握。スクールソーシャルワーカーとしての役割やあるべき姿について学びます。

福祉実習

本学の社会福祉学は、とりわけ福祉のフィールドに直接ふれて学ぶことを重視しています。

2年次に社会福祉実践現場の概要を学ぶとともに、小グループで幾種類かの福祉施設の見学なども実施しています。本格的な相談援助実習は、原則として3年次におこないますが、その指導教育の拠点として「免許資格支援センター」を設置し、在学生の大半が受講する実習に対応しています。

この実習は、事前の学習、事後の研究によってはじめて実りを得るものです。このため、実習指導をゼミ形式でおこない、学生ひとりひとりに焦点をあてたきめの細かい指導をしています。約1カ月の間、社会福祉のフィールドに直接触れる機会を経験することで、将来の仕事を見定める大事な場にもなっています。この場を踏むことではじめて、社会福祉学を学ぶことの意味を実感できたという学生も多いようです。

フィールドワーク演習・実習

フィールドワーク演習・実習とは?
花園大学 社会福祉学部では、2020年度からフィールドワーク演習・実習(以下;FW 演習・実習)を立ち上げています。本演習・実習は、地域への関わり方(手法と姿勢)を身につけながら、“地域に学び、地域を知る”ことを目指します。

こんな方にオススメです!

地域福祉やまちづくりに関心がある(将来、そんな仕事に就きたい)
京都や地元で地域課題の解決を目指したい
行政やNPOのプロジェクトや、地域活動に関わってみたい
社会福祉法人等において、ボランティアに関する仕事がしたい など

どんなことを学ぶの?

フィールドワーク演習・実習(2年生以上) “地域に学び、地域を知る”ことを目標としています。演習で、フィールドワーク手法、対話の手法(ファシリテート、ワークショップ手法)等を学んだうえで、実習では、地域の取り組み(「こどもと行こう!祇園祭」)に参加し、地域を体感しながら、関わり方を学びます。

個別指導と卒業論文

実習を中心としたフィールド実践とともに、学科として重視しているのが卒業論文です。フィールドで得た問題意識に研究という形を与え、その後の実践への礎とするのがその趣旨ですが、文章による意見発表や自己主張する力を養成する意味もこめられています。この卒論指導は最大限個別指導に努めており、教員とのつながりを深めるよい機会にもなっています。

友達づくりへの配慮

さらに、社会福祉学科では、人間関係が苦手な最近の若者に対応して「友達づくりを援助する」ため、入学早々から学生相互の友人づくりに配慮し、すべての学生が真の社会性(協調しながらも自己主張できる力)を身につける工夫を教員・学生ともども考えていく方針をとっています。新入生学外オリエンテーションは「友人づくりの場」としても好評です。

もっと見る

動画

  • ■ 社会福祉学科 学科紹介(2021年度)

  • ■ 社会福祉学科 模擬授業(2020年度)

取得可能な資格・免許

  • 高等学校教諭一種免許状(公民、福祉)
  • 社会福祉士国家試験 受験資格
  • 精神保健福祉士国家試験 受験資格
  • スクールソーシャルワーカー
  • 図書館司書資格
  • 健康運動実践指導者認定試験受験資格
  • 博物館学芸員資格 など

進路・就職状況

就職率97.9% *2021年度
卒業後の主な進路
社会福祉施設(児童・障害者・高齢者など)、社会福祉協議会、病院(医療ソーシャルワーカー)、一般企業、公務員(福祉職・警察・消防等含む)、大学院進学 など

教員インタビュー

教授 福富 昌城

「実践的な方法論や技術に加え、地域づくりの視点も養う。」

どのようなテーマを研究していますか?
困りごとを抱えた人と、その解決に必要なサービス・機関とを結び付ける「ケアマネジメント」分野の研究を進めています。 これまでにケアマネジャーの養成に向けた研修プログラムづくりなどに深く携わってきました。現場の課題に寄り添い、社会の変化に応じた支援のあり方を模索します。
本学科でどのような力が身につきますか?
子育てから介護、貧困まで、多様なテーマと関わる福祉問題に向き合い、利用者を社会的に手助けするための方法論や技術を身につけます。 また、人と人とをつなぎ、より良い関係性を構築する「地域づくりの視点」も養うことが可能です。これらはより豊かな社会を実現するための礎になります。

在学生からのメッセージ

橋口 志織
社会福祉学科 2年生
大阪府 英風高等学校出身

「当事者の視点から物事を理解し、必要な支援について考察。」

何を学んでいますか?
「認知症の理解」という授業では、認知症患者の視点で物事をとらえ、どのような支援が必要かを模索します。当事者の方への理解だけでなく、家族など周囲の人々に対するケアについても考えます。グループワークにより学生同士で意見交換をする機会が豊富で、自分の考えをより深めることができました。
今後の目標は何ですか?
日々の学びを通して、他人が行動するときの意図をくみ取れるようになったと感じます。「相手の立場になって考えること」は、福祉の現場で欠かせない資質です。施設利用者の方の心情を察し、皆さんがのびのびと過ごせる環境を提供できるソーシャルワーカーになれるように、研鑽を積みたいと考えています。

卒業生からのメッセージ

社会福祉法人 京都総合福祉協会
洛西ふれあいの里療護園 生活支援員 梅下 かんの
社会福祉学科 2019年卒業
京都府 朱雀高等学校出身

「目の前の人には何が必要か、大学での学びを活かす日々。」

現在の仕事について
重度の身体障害がある方の入所施設で、入所者の方の暮らしの場にお邪魔し、毎日の生活のサポートを行っています。食事や更衣などをお手伝いし、24時間入所者の方と関わります。人生の一部に寄り添う仕事のため、その方にとってどんな過ごし方が幸せなのか、状況に応じて最適な方法を考え、支援にあたっています。
印象に残っている大学時代の経験
乳児院での社会福祉実習です。私は発達に遅れのある子どもを1カ月間担当しました。実習期間中はほぼ毎日関わって、目線や指の動きを綿密に観察。その子らしい生き方や幸せとは何かを考えながら試行錯誤した日々はとても楽しく、今につながる有意義な経験でした。
ここからフッターメニューです
大学案内
学部・大学院
入試情報
学生生活
地域連携
進路サポート
付属機関
クイックリンク