
大学院
文学研究科日本文学専攻(修士課程)
文学研究科日本文学専攻(修士課程)とは
中古、中世、近現代の日本文学、及び現代文化について研究し、幅広い教養と高度な専門的知識・技術を修得して、研究者や、より専門的な知識を持った中学・高校の国語科教員を目指します。
中古・中世文学
中古・中世文学分野では、すでに翻刻されているものだけに依拠するのではなく、写本や版本などの、もとの資料に立ち返り、当時の歴史、文化、思想、言語、書誌学など、さまざまな視点から分析、考察します。
中古文学を中核とする写本・版本類約330点を所蔵する土岐文庫資料があり、つねに原資料に触れることができるほか、古代・中世文学の舞台京都にあって、すぐフィールドワークに出かけられるという、研究に適した環境にあります。
近現代文学
近現代文学分野では、作品本文の精緻な分析はもちろん、受容のあり方やアダプテーションに関する研究をしたい方も受け入れます。文学史的に体系化されていない、1970年代以降の多様なジャンルの作品も研究対象とすることができます。
現代文化
現代文化分野では、文化社会学またはマンガ研究を志す方の受け入れが可能です。研究のフィールドは日本でなくても構いませんが、日本以外の国・地域を対象とした研究の場合は、日本との比較をおこなうことを求めます。
大学院・研究紹介

准教授
高橋 啓太
主に、敗戦直後から1950年代の文学作品について研究しています。戦後文学に描かれた戦争や軍隊の暴力性の問題は、現代文学でもとりあげられています。戦後文学を読み直すことは、現在の日本を考えるためにも有効であるはずです。