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お知らせ

2020.01.06社会福祉学科

実習報告会が開催されました(その2)12月20日


実習報告会が開催されました(その2)12月20日

今回は、相談援助実習(社会福祉士実習)の実習報告会2日目の報告です。

以下、各実習ゼミの報告の内容を簡単に紹介します。

春名苗先生ゼミ

【実習施設・機関】 特別養護老人ホーム、老人デイサービスセンター、地域包括支援センター

春名ゼミでは、「利用者を中心とした3つの連携」というテーマで報告がなされました。①「家族と職員の連携」においては、施設職員にはわからない利用者の情報をご家族から聞くことで、利用者の安心・安全や潤いのある生活が保障されること、②「専門職同士の連携」においては、様々な専門職の視点が加わることで利用者にとってよい影響を与えること、③「地域との連携・つながり」においては、利用者への効果とともに、地域住民に介護等が必要になった時、施設やサービスにつながりやすくなること、が語られました。

お越しいただいた指導者からも、施設がボランティアを受け入れる意味や地域とのつながりの大切さが語られました。

2019_12_20②春名ゼミ.png

塩田祥子先生ゼミ

【実習施設・機関】 特別養護老人ホーム、養護老人ホーム

塩田ゼミでは、「人と人とのつながり―異なる価値観―」というテーマで報告がなされました。「利用者のニーズに少しでも近づけるためにどうすればよいかを常に考え続ける必要性」「個人情報の取り扱いには日常から気をつけておくことが大切」「様々な利用者像に対応していくためには多職種連携は欠かせない」など、それぞれの学びが語られました。また、施設のルール、地域交流・イベント、レクリエーションを取り上げ、そのプラス面、マイナス面とそこから得た学びが語られました。

お越しいただいた指導者からもコメントをいただき、塩田先生からは、学生が社会福祉士だけではなく他の専門職の働きを見てくれたこと、利用者の輝きに気づいてくれたことが語られました。

2019_12_20③塩田ゼミ.PNG

櫛田匠先生ゼミ

【実習施設・機関】 就労継続支援B型、特別養護老人ホーム、老人デイサービスセンター、総合老人福祉施設、乳児院、児童養護施設、幼保連携型認定こども園、認知症対応生活介護施設、小規模多機能型居宅介護施設

実習でのそれぞれの体験が語られました。「利用者ができるところは自分で行ってもらい、できないところだけをサポートする」「利用者自身をよく知っていこうとする姿勢が必要」「施設と地域との連携が大切」「子ども、高齢者、障害者の施設が地域にある意味が学べた」「施設のアート的な空間が癒しになっている」など、それぞれの学びが語られました。

お越しいただいた指導者からもコメントをいただき、櫛田先生からは、実習体験を報告することが経験化することであり、今後の学習ではそれを普遍化することに取り組んでいきたいと語られました。

2019_12_20④櫛田ゼミ.PNG

藤井渉先生ゼミ

【実習施設・機関】 地域密着型特別養護老人ホーム、小規模多機能型居宅介護、就労移行支援、就労継続支援B型、生活介護

藤井ゼミでは、障害を持つ方の「結婚」にまつわる阻害要因をテーマに報告がなされました。①移動支援が原則1:1であるため、デートに2人で出かけたいと思ってもできないという制度の問題、②手帳を見せた時点で家を貸してもらえない偏見の問題、③結婚後に子どもを持つことを考えて、家庭・経済面の問題を心配する親の反対、が挙げられました。制度の問題に対してソーシャルアクションを起こす、偏見をなくす努力をするなど、社会福祉士としてできる可能性について語られました。

お越しいただいた指導者からもコメントをいただき、藤井先生からは、昔からその問題は存在していること、自分が支援者となって現場に出た時に何ができるのか一緒に寄り添って考えてほしいということが語られました。

2019_12_20⑤藤井ゼミ.PNG

安田三江子先生ゼミ

【実習施設・機関】 生活介護、児童養護施設

実習でのそれぞれの体験が語られました。子ども・利用者のくらしにはON「学校に行くとか習い事をするなど」とOFF「生活の中で食事睡眠、入浴などくつろぐ時間」があり、「生活支援とはOFFを支えること」であると語られました。また、「子どもたちが自分の気持ちに気づき、それを発信できるのは今後社会に出た時の生きる力につながる」「個別支援と集団支援の充実が利用者さんの元気のもとである」「本人にとって温かい居場所や関係性こそが自身の幸せにつながり生きる力になる」など、それぞれの学びが語られました。

お越しいただいた指導者からは、一人一人がありのままで過ごせること、できるだけ家庭に近いこと、みんながここにいたいなと思える施設づくりを目指していることが語られました。安田先生からは、子どもや利用者のOFFを支えることが必要であるのと同じように、学生の成長にはOFFの場が大切であるということが語られました。

2019_12_20⑥安田ゼミ.PNG

(記:春名苗教授)

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