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花園ZEN講座 in 花園大学 —仏教を味わう— 開催報告

8月31日(日)、禅に関する教育・研究・教化を担う、花園大学国際禅学研究所・妙心寺派教化センター・禅文化研究所が協働して実施する「花園ZEN講座 —仏教を味わう— in花園大学」が開催されました。

今回は、京都花園大学を舞台に仏教研究・教化で著名な佐々木閑先生(花園大学仏教学科特別教授)・関守研悟先生(臨済宗妙心寺派聖福寺住職)・小川太龍先生(花園大学仏教学科教授)・志水一行先生(妙心寺派宗務本所特別研究員)を講師に迎えご講演頂き、司会は飯島孝良(国際禅学研究所副所長)が務めました。

午前の講義を御担当頂いた佐々木先生は、「空の教えを味わう」と題し、仏教において非常に重要な「空」ということについて、我々の日常にある考え方とも結びつけながら、わかりやすくご説明頂きました。

お昼は「精進料理を味わう」と題し、精進料理店「阿じろ」のお弁当を参加者全員でいただきました。

午後のひとつ目の講義を御担当頂いた関守先生は、「音楽で味わう仏心の世界」と題し、御自身での弾き語りを交え、仏法についてご説明いただきました。


ふたつ目の講義を御担当頂いた小川先生は、「妙心寺の歴史を味わう —苦難と興隆—」と題し、妙心寺が創建されるに至った経緯、戦乱の世に妙心寺が味わった苦難と再興などについて資料を交え、江戸時代前期あたりまでの妙心寺の歴史をご説明頂きました。

みっつ目の講義を御担当頂いた志水先生は、「観て読んで味わう妙心寺の文化財」と題し、豊富な図版をもとに妙心寺が所蔵する文化財に関するご説明や、最新の研究成果をご講演頂きました。また、2026年2月7日(土)より大阪市立美術館で開催される興祖微妙大師650年遠忌記念特別展「妙心寺 禅の継承」の見どころもご解説いただきました。

当日は、定員を超える140名の御参加があり、企画運営としては本当に光栄なことと存じております。当日御参加の皆さま、運営に御助力頂きました皆さまには、心より御礼申し上げます。

「花園ZEN講座」は、多くの方に禅の教えと文化を身近なものとして「味わって」頂けるイベントとして、今後も開催する所存です。引き続き、花園大学国際禅学研究所・妙心寺派教化センター・禅文化研究所から発信されます情報に御注目頂けましたら幸いに存じます。どうぞ宜しくお願い致します。