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お知らせ

2018.12.18社会福祉学科

実習報告会が開催されました(その1)12月14日


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実習報告会が開催されました(その1)12月14日

今年度、相談援助実習(社会福祉士実習)で学んだ学生が、その成果を発表する実習報告会を2回に分けて開催します。

今回は、その1回目(12月14日)の様子をお知らせします。

相談援助実習は児童・障がい・高齢・低所得・地域等、さまざまな領域で行われますが、実習生にとっては自分が経験した分野・領域以外の社会福祉実践にについて学ぶことができる大切な機会です。

また、実習施設の指導者の職員様のご出席もあり、報告に対するコメントをいただくことで、さらに学びが深まりました。

以下、各実習ゼミの報告の内容を簡単に紹介します。

◆春名苗先生ゼミ

【実習施設・機関】 地域包括支援センター、老人デイサービスセンター、特別養護老人ホーム

実習で出会った利用者本人の思いと専門職から見たニーズにズレという現象について、2つの事例を使って考察が深められました。こうした現象はフェルトニーズとノーマディブニーズのズレが生じているため、その解消には「利用者の思いやその理由を考える」「思いに寄り添う」「信頼関係をもとに擦り合わせる」「サービス利用をイメージしやすくする工夫をする」等といった方法が考えられるという発表でした。

お越しいただいた指導者からは、「実践の中では利用者と専門職、利用者と家族、さまざまなズレを感じることがある。その時に自己決定の尊重という大切なことを学んでもらえたと感じられる発表だった」と、励ましのコメントをいただきました。

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◆河野清美先生ゼミ

【実習施設・機関】 社会福祉協議会
河野ゼミは「俯瞰」をテーマに実習内容を掘り下げました。5人の実習生がそれぞれの実習体験から「福祉と医療の価値観の違い」「社会的孤立」「地域の活性化」「権利擁護」「誰もが暮らしやすい地域づくり」といったトピックを取り上げて報告がなされました。実習生の実習体験の中には、社協の各種事業に参加・体験するだけでなく、新たな資源開発としてのサロン活動の企画づくりといった活動にも取り組んだことが話され、社会福祉協議会が取り組むさまざまな事業を俯瞰することで、地域づくり・街づくりに繋がっていくという学びができました。

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◆福富昌城先生ゼミ

【実習施設・機関】 社会福祉協議会

福富ゼミは、一人の実習生が実習中に体験した「社協が取り組むある事業が次年度から中止になることが検討されている」という出来事を取り上げて、再アセスメント、プランニングを行いました。そこでは、事業が「住民主体になっていない」ことに着目し、「では、どうすれば住民主体の活動に転換していけるか」を、実習生それぞれの実習体験を活かして、自分がコミュニティワーカーならどういった働きかけを行うかを考え、「中心人物やベテランボランティアで主導集団を形成する」「成功事例を参考にする」「入門講座やカフェ、SNSを活用して支え手を増やす」「口コミネットワークを活用する」等のアイデアが発表されました。
お越しいただいた3人の指導者からも励ましのコメントを頂きました。

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◆鳴海賢三先生ゼミ

【実習施設・機関】 児童養護施設、母子生活支援施設

児童養護施設、母子生活支援施設の実習のそれぞれから4つの関わりの場面が紹介され、子ども達に関わる中で、「それぞれの子どもの特性や力を把握すること」「傾聴・共感」「相手のことを意識的に知ろうとする態度」「伝える力」等の大切さや「小さな約束を守る」「寄り添う安心感をつくる」という工夫、そこから形成される信頼関係が愛着形成に繋がっていくことを学べたと報告されました。

お越しいただいた指導者からもコメントを頂き、鳴海先生からは実習生が指導者からのアドバイスで実習中にどんどん自己覚知をすすめていったことも語られました。

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◆櫛田匠先生ゼミ

【実習施設・機関】 児童発達支援センター、児童養護施設、特別養護老人ホーム・障害児施設(就労継続B・生活介護・放課後等デイサービス)・保育園、老人デイサービスセンター

櫛田ゼミの実習生は、児童・高齢・障害児者とさまざまな機関で実習を体験しました。それぞれの実習生が、「子どもの支援と同時に、保護者の支援が必要」「観察することが大切」「利用者の繰り返す言葉に意味がある」「関わる中で、自分のことを見直し、成長できた」等々、それぞれの学びが語られました。

お越しいただいた2人の指導者からもコメントを頂き、櫛田先生からは実習での学びと次なる学びへと発展させていくことが大切というコメントがありました。

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◆吉永純先生ゼミ

【実習施設・機関】 特別養護老人ホーム・障害者施設・保育所、老人デイサービスセンター・小規模多機能型居宅介護・グループホーム・地域包括支援センター

吉永ゼミは、ストレングス視点を活用しながら実習体験を考察しました。

実習の中では意識的に利用者や環境のストレングスを探し、それを支援計画に盛り込んでいくことを試みました。こうして作成した支援計画をプレゼンテーションし、それに対する指導者から「計画は本人の意思を確認することが必要」「過去の経験や出来事を活かした計画を立てる」といった指導を受け、利用者視点の計画立案、心・体・環境を視野に入れた計画立案の重要性を学べました。

お越しいただいた指導者から「エビデンスをもったプランニングが大切」とのコメントを頂き、吉永先生からはストレングスを活かした実践の重要性が語られました。

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(記:福富教授)

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