2022.10.13イベント
2022年10月31日 ~ 2022年12月24日
見性宗般禅師100年遠諱記念・熊本地震復興祈念 見性寺
事前予約制
予約方法についてはこちら
●会期
2022年10月31日(月)~2022年12月24日(土)
※会期中、大幅な作品の展示替を行います。
前期:10月31日(月)~11月26日(土)
後期:11月28日(月)~12月24日(土)
●休館日
日曜日、祝日
※但し、大学行事により臨時休館する場合があります。
●開館時間
10:00~16:00(土曜日は14:00まで)
●会場
花園大学歴史博物館(無聖館4階)
●入館料
無料
●主催
花園大学歴史博物館
花園大学国際禅学研究所
公益財団法人 禅文化研究所
●概要
肥後の禅刹・雲祥山見性寺(臨済宗妙心寺派、熊本県熊本市)は正保2年(1645)12月、細川家に仕えた米田(長岡)是季によって開創されました。父・米田是政(1558~1600)の菩提を弔うための建立と伝えられており、以後、同寺は米田家の菩提寺となっています。また、開山には三級玄省が招請され、歴代住持によって見性寺の法灯が連綿と嗣がれています。幕末に蘇山玄喬(1799~1869)、明治期には見性宗般(1848~1922)が住し、二師の由緒寺院としても名高い禅利です。
このような長い歴史を有する見性寺ですが、平成28年(2016)の熊本地震では同寺の諸堂宇も大きな被害を受けました。この被災にともなう見性寺所蔵文化財の救援事業として、諸堂宇が修繕されるまでの間、これらの資料を花園大学歴史博物館・国際禅学研究所にて管理することとなりました。また禅文化研究所デジタルアーカイブス事業との共同で、書跡・絵画資料の悉皆調査を実施しました。
本展では、見性宗般禅師百年遠諱を記念するとともに、熊本地震からのさらなる復興を祈念し、震災の被害を免れた見性寺の文化財を紹介します。歴代住持に関する資料をはじめ、米田家歴代肖像画、熊本ゆかりの絵師等による近世絵画、さらには近世禅林墨蹟など実に多彩です。これらの文化財を通じて、見性寺の歴史を紹介するとともに、肥後の地に華開いた禅文化の魅力に迫ります。
●主な出品作品(出品作品リストはこちらへ)
三級玄省像
太室玄昭賛
江戸時代・天明7年(1787)
《展示期間:11月28日(月)~12月24日(土)》
富士白糸の滝図
梶山良恭筆
江戸時代(18~19世紀)
《展示期間:11月28日(月)~12月24日(土)》
瓢簞から駒図
[瓢簞]宗般玄芳自画賛[駒]鄧州全忠自画賛
大正6年(1917)
《展示期間:11月28日(月)~12月24日(土)》
騎龍観音図
狩野安信筆
江戸時代(17世紀)
《展示期間:10月31日(月)~11月26日(土)》
南泉斬猫図
仙崖義梵自画賛
江戸時代(19世紀)
《展示期間:10月31日(月)~11月26日(土)》
米田是睦像
杉谷行直筆
江戸時代・天保5年(1834)
《展示期間:11月28日(月)~12月24日(土)》
四睡図
蘇山玄喬自画賛
江戸時代(19世紀)
《展示期間:10月31日(月)~11月26日(土)》
額字「見性寺」
米田是著筆
江戸時代(18世紀)
《展示期間:10月31日(月)~11月26日(土)》
十六羅漢像[第一尊者]
伝吉田忠富筆
江戸時代(17世紀)
《展示期間:11月28日(月)~12月24日(土)》
など見性寺所蔵資料・79件を展示