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学部・大学院

文化遺産学科
(2016年度入試より募集停止)

文化遺産学科 文化財調査

人材の養成に関する目的
その他の教育研究上の目的

日本の歴史・文化についての高度な知識を持つとともに、文化財を調査、保存、活用する高度な方法を身につけることで、その知識を博物館などを通じて社会に還元することができる人材を養成する。


「文化遺産」とは?
―文化遺産と文化遺産学―

「文化遺産」とは、過去につくられた文化財のうち、現在に伝わるものを指す言葉です。具体的には、幅広い事物・事象が含まれます。
たとえば、絵画、書画。彫刻、工芸品などの美術作品は代表的な文化遺産の例です。それを研究するのが美術史学です。

また、貝塚、古墳、竪穴建物、集落、古代寺院、都城などなどの遺跡や、遺跡から出土する土器、木器、金属器、埴輪などの遺物も文化遺産です。それを研究するのが考古学です。

さらに、人々が日常生活の中で生み出して今日まで継承してきた、「伝統的な生活文化」と呼ばれる有形、無形のものがあります。衣服・食物・住居、農業などの生業、様々な信仰、七五三などの人生儀礼、祭礼などの年中行事といったものです。それらに関する風俗や習慣、使われてきた家具・農具などの民具も含まれます。
これらはすべて文化遺産です。それを研究するのが民俗学です。

京都は伝統的な町並みといわれます。京都の町並みは、そこに暮らす人々の生活・生業、風土などによって形成され、周囲の環境と一体となった風情のある景観を形成して今日に至っています。また、京都には、祇園祭に代表される祭礼などの伝統的な生活文化が数多く残っています。
これらも文化遺産です。京都という地域そのものが文化遺産なのです。文化遺産という視覚から京都や他の地域を研究するのが地域文化論です。

文化遺産を研究する際には、コンピュータを利用することが有効です。たとえば、発掘調査の結果をもとに、遺跡や歴史的建造物をコンピュータ上で復元できます。また、異なる時代の地図をコンピュータ上で重ね合わせて、都市など地域の変化を明らかにすることもできます。
コンピューターを駆使して新しい歴史研究を構築するのが情報歴史学です。

文化遺産は、博物館や美術館において展示されます。博物館の役割は、文化遺産などの幅広い資料を収集・保管し、展示したり、資料について調査・研究をしたりすることにあります。
博物館で働く博物館学芸員の実務をはじめとして、博物館活動全般に関する研究が博物館学です。
文化遺産学科は、これらの考古学・民俗学・美術史学・博物館学・地域文化論・情報歴史学という「文化遺産」を研究する専門分野を、「文化遺産学」として幅広く学べる学科です。


特徴

「文化遺産」が幅広く学べる

文化遺産学科には、これらの考古学・民俗学・美術史学・博物館学・地域文化論・情報歴史学という文化遺産を研究する専門分野について、専任教員が揃っており、卒業論文作成のためのゼミナールが開講されています。
つまり、文化遺産に関する非常に幅広い分野について研究することができるのです。文化遺産学科は、文化遺産の研究に関する豊富なメニューを揃えています。
また、文化遺産研究のための最新の設備を揃えた美術史学実習室、博物館実習室、マルチメディア研究教室などがそろっています。


主な開講科目および
カリキュラムマップ

文化遺産学科では、3回生次からゼミに所属し、4回生次(卒業年次)に卒業論文を作成・提出することになります。

そのため、文化遺産学科のカリキュラムは、卒業論文を作成することを前提に学生の研究が系統立って深化できるように配慮して、1回生次から構成されています。

必修科目 選択科目
【必修科目】
文化遺産学総論Ⅰ、Ⅱ
文化遺産学基礎演習Ⅰ、Ⅱ
文化遺産学研究入門演習Ⅰ、Ⅱ

【演習】
文化遺産学演習AⅠ~VI
文化遺産学演習BⅠ~VI

【卒業論文】
卒業論文
【必修選択科目】
考古学概論Ⅰ、Ⅱ
民俗学概論Ⅰ、Ⅱ
美術史学概論Ⅰ、Ⅱ
情報歴史学概論Ⅰ、Ⅱ
京都学概論Ⅰ、Ⅱ
考古学研究Ⅰ、Ⅱ
民俗学研究Ⅰ、Ⅱ
美術史研究Ⅰ、Ⅱ
情報歴史学研究Ⅰ、Ⅱ
仏教考古学Ⅰ、Ⅱ
仏教民俗学Ⅰ、Ⅱ
仏教美術史Ⅰ、Ⅱ
文化遺産学特論Ⅰ、Ⅱ
考古学実習Ⅰ、Ⅱ
民俗学実習Ⅰ、Ⅱ
美術史実習Ⅰ、Ⅱ
情報歴史学実習Ⅰ、Ⅱ

【選択科目】
博物館概論
博物館経営論
博物館資料論
古文書学1、2
古文書学実習
禅文化史研究Ⅰ、Ⅱ
禅文化史Ⅰ、Ⅱ
生涯学習概論Ⅰ、Ⅱ
有職故実Ⅰ、Ⅱ
対外交渉史Ⅰ、Ⅱ
日本社会文化史Ⅰ、Ⅱ
日本仏教史Ⅰ、Ⅱ
書誌学Ⅰ、Ⅱ
図書館概論
図書館制度・経営論
日本禅宗史Ⅰ、Ⅱ
中国禅宗の歴史Ⅰ、Ⅱ
京都学研究Ⅰ-Ⅰ、Ⅰ-Ⅱ
京都学研究Ⅱ-Ⅰ、Ⅱ-Ⅱ
京都学研究Ⅲ-Ⅰ、Ⅲ-Ⅱ
京都学研究Ⅳ-Ⅰ、Ⅳ-Ⅱ
京都学各論Ⅰ~Ⅳ
自然地理学Ⅰ、Ⅱ
人文地理学Ⅰ、Ⅱ
地誌学Ⅰ、Ⅱ
史学概論Ⅰ、Ⅱ
日本史学概説Ⅰ-Ⅰ、Ⅰ-Ⅱ
日本史学概説Ⅱ-Ⅰ、Ⅱ-Ⅱ
東洋史概説Ⅰ、Ⅱ
西洋史概説Ⅰ、Ⅱ
日本史学講読Ⅰ-Ⅰ、Ⅰ-Ⅱ
日本史学講読Ⅱ-Ⅰ、Ⅱ-Ⅱ
日本史学講読Ⅲ-Ⅰ、Ⅲ-Ⅱ
日本史学講読Ⅳ-Ⅰ、Ⅳ-Ⅱ
古代史研究Ⅰ、Ⅱ
中世史研究Ⅰ、Ⅱ
近世史研究Ⅰ、Ⅱ
近現代史研究Ⅰ、Ⅱ
日本仏教史研究Ⅰ、Ⅱ
日本禅宗史研究Ⅰ、Ⅱ
日本政治史Ⅰ、Ⅱ
日本経済史Ⅰ、Ⅱ
日本禅宗史HⅠ、Ⅱ
教育史
経済学(国際経済を含む)Ⅰ、Ⅱ
写本講読Ⅰ、Ⅱ
古典芸能論Ⅰ、Ⅱ
栄西と道元Ⅰ、Ⅱ
禅文化研究Ⅰ、Ⅱ
禅の文化Ⅰ-A-Ⅰ、Ⅰ-A-Ⅱ
禅の文化Ⅰ-B-Ⅰ、Ⅰ-B-Ⅱ
禅の文化Ⅱ-Ⅰ、Ⅱ-Ⅱ
禅の文化Ⅲ-Ⅰ、Ⅲ-Ⅱ
禅の文化Ⅳ-Ⅰ、Ⅳ-Ⅱ
中国禅宗史Ⅰ、Ⅱ 等

主な必修科目

1. 文化遺産学総論(1回生次から履修可能)

文化遺産学とはどのような学問なのかについて理解するための科目です。
各教員が分担して、考古学・民俗学・美術史学など各自の専門分野について入門的な講義を行います。

2. 文化遺産学基礎演習(1回生次必修)

文字で書かれた歴史上の記録である「史料(文献史料)」を読む基礎的な力をつけるための科目です。
基本的な史料を講読しつつ、史料解読のための基礎的な知識や辞書類など研究に欠かせない「道具」の利用方法などについて学びます。

3. 文化遺産学研究入門演習(2回生次必修)

文化遺産学を研究する基礎的な力をつけるための科目です。
考古学・民俗学・美術史学などの専門分野について、研究文献を検討したり、実際に文化遺産を扱ったりすることによって、文化遺産学の基礎的な方法論について具体的に学びます。

4. 文化遺産学演習A(3回生次必修)

5. 文化遺産学演習B(4回生次必修)

3・4回生次に開講される卒業論文作成のためのゼミナール(ゼミ)です。
学生は、各自の研究テーマについて、過去の研究成果(先行研究)や文化遺産について調べて研究発表を行い、それに対して、教員の指導と他のゼミ生による討論が行われます。
このようにして、2年間かけて卒業論文を作成していきます。

主な選択必修科目

1. 考古学概論・民俗学概論・美術史学概論・博物館学概論・京都学概論・情報歴史学概論などの「概論」

考古学・民俗学・美術史学・博物館学・京都学・情報歴史学の基本的知識を理解するための科目です。
最新の研究成果をふまえて、それぞれの専門分野を概観する講義が行われます。

2. 考古学研究・民俗学研究・美術史研究・情報歴史学研究などの「研究」

考古学・民俗学・美術史学・情報歴史学について、それらの分野の専門的な研究成果を理解するための科目です。
最新の研究成果をふまえて、特定の研究テーマを取り上げて講義が行われます。

3. 考古学実習・民俗学実習・美術史実習・情報歴史学実習などの「実習」

考古学・民俗学・美術史学・情報歴史学について、それらの調査・研究に必要な知識や技術を身につけるための科目です。
フィールド・ワークを行うことや、文化遺産や機材・道具類に実際に触れて実習を行うことが重視されます。


日本史学科との連携
―「日本の歴史と文化遺産」のすべてをカバー―

文化遺産学科と日本史学科のカリキュラムは密接に関連しています。学生は文化遺産学科に設置されている科目だけでなく、日本史学科に設置されている古代史・中世史・近世史・近現代史・禅文化史に関する諸科目も履修して講義を聴いたり、実習をしたりすることが可能です。
たとえば、考古学を研究する際には、古代史の研究成果を参照する必要が出てきます。そうした場合にそなえて、文化遺産学科で考古学を専攻する学生は、古代史の関連科目を履修して学ぶことができます。


取得可能な資格・免許

文化遺産学科では、博物館学芸員資格、図書館司書資格などを取得することができます。

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