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卒業生インタビュー

臨床心理学科卒業 立小川 剛さんさん
インタビュー内容は、公開時(2018年5月)のものとなります。

入職されて1カ月が経ちましたが現在のお仕事について教えていただけますか。

介護付有料老人ホームでサービススタッフとして主に介護の仕事をしています。具体的に言えば食事や入浴、お手洗いなど日々の生活に対する介助や、ご家族さまがいらした際にお話をして、そこで出たご要望にお応えするためのミーティングにも参加しています。介護を中心として入居者の方と向き合う毎日を過ごしています。


現在の職場の魅力や仕事でやりがいを感じることは何ですか。

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 ありきたりかもしれませんが、入居者さまといいコミュニケーションをとれた時ですね。その日の気分によって食事を拒否される方や、感情を直接的にぶつけられる方もいらっしゃいます。そういった方と介助の際にお話ができて「ありがとう」の一言をもらえたときは、この仕事をやっていてよかったなと思いました。認知症の入居者さまが私の名前をフルネームで覚えてくださったことは、この一か月でもっとも心に残っている出来事ですね。めちゃくちゃ嬉しかったです(笑)
 入居者さまとの触れ合い以外でやりがいを感じた出来事として、まだまだ経験も浅く介護技術が未熟な部分もある中、先輩たちが励ましの言葉をかけてくれて成長することができたことです。しっかり見てくれているんだなと勇気づけられましたし、成長のたびに達成感を得ることができたのも大きかったですね。


立小川さんは国家資格である社会福祉士を取得されました。ただ社会福祉士の活躍の場は一般に知られていないところも多いように感じます。どういった活躍の場があるか教えていただけますか。

インタビューVol.14イメージ2

病院での医療ソーシャルワーカーや地域包括支援センター、社会福祉協議会など活躍の場は多岐にわたり、近年とても大事になってきている資格なので持っていることで可能性が広がるのではないでしょうか。最近よく取り上げられるスクールソーシャルワーカーについても、教員が授業や部活動などでなかなか子どものケアまで行き届かない現状に対して、福祉の目線から子どもたちを支援できる存在として重要であると考えます。花園大学では中3学習会に参加している学生の多くがスクールソーシャルワーカーを目指しています。


社会福祉士になるにはどんなことが必要になりますか。

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 部活中心の4年間だったので、本気で社会福祉士の国家試験の受験勉強を始めたのは4回生の夏休みからでした。高校時代からずっと福祉の現場に関わっていたことが大きかったです。訪問介護のバイトで出会った先輩たちとの会話を通して、「なぜこれをやるのか」「なぜこれを使うのか」と疑問だった部分が解消でき、勉強するだけでは理解するのが困難だったことがクリアできました。この経験は今でも活きています。在学生のみなさんもボランティアやバイトなどで生の経験をすることが社会福祉を目指すうえで重要なんじゃないかなと思います。


花園大学では具体的にどのようなことを勉強されていらっしゃいましたか。また、現在に役立っていると感じることはありますか。

 福祉の現場で働くうえで必要な知識を学ぶ機会が1回生から豊富にありました。たとえば利用者さんが「認知症」だった場合に画一的に見るのではなく、大学で学んだ知識を活かして様々なパターンを考えることができ、利用者さんと接する際に大きな助けになっています。こういった知識を4年間でしっかり学ぶことができました。利用者さんの「こうしたいんだ!」という思いに寄り添えるのは、社会福祉士の勉強を通して身についた姿勢ですね。


特に印象に残っている先生はいらっしゃいますか。

インタビューVol.14イメージ4

 花園大学の先生方はキャラクターが濃いのでどの方も印象的なのですが(笑)、お一人上げるとすれば藤井渉先生ですね。高校生のころから面識があったのですが、近づけば近づくほどいろんなことを教えていただけるとてもフレンドリーな先生でした。卒業した今でも担当されている授業でお話しさせていただく機会を設けてくださるなどつながりが続いています。
 花園大学では卒業生が集まるゼミ「あいのて」というのがあって、藤井先生とはそちらでもつながっています。この「あいのて」ではソーシャルワーカーやヘルパーとして活躍されている先輩方ともつながることができます。みなさんと一緒に今実際に現場で起こっている課題について共有し解決にむけて話し合いができるので、大変貴重な機会に参加させてもらっています。
 相談援助実習ゼミの藤田緑郎先生にも大変お世話になりました。疑問に対しても親切に答えていただきましたし、ゼミ内のグループディスカッションでも、いろんなテーマを出していただき、幅広い知識を身につけることができました。


現在介護の現場で活躍されている立小川さんですが、将来やってみたいことや目標はありますか。

 介護福祉士の資格をとってホーム長となり、自分で責任を持って施設を運営していきたいですね。自分を成長させてくれた先輩方と同じような立場になって働きたいという目標があって、一番明確な目標としてホーム長をしてみたいなと。ホーム長としての経験を積んだ後は、その経験を活かしてケアマネージャーとしていろんな事業所で働いていきたいと考えています。

受験生の皆さんへ

 まずは明確な目標でなくてもいいので、漠然とした目標でいいから持ってほしいと思います。いつかビッグになるという意識だけでもいいんですよ(笑)そしたら「じゃあどうしたらビッグになれるかな」って調べるじゃないですか。そうやって調べていくと、今すぐできることが見えてくるんです。それをクリアしていけば目標が達成できるんじゃないかと思います。
あとは失敗をたくさん経験するべきだと思います。学生時代やりたいことが多くてあれも、これもってなるんですけど、まずはやってみてそこで失敗することで「次頑張ろう!」と思えるんで、ぜひ失敗を通じて成長してほしいです。

インタビューVol.14立小川さんプロフィール写真
立小川 剛(タテコガワ ツヨシ)
社会福祉学部臨床心理学科卒業(2018)
ベネッセスタイルケアメディカル・リハビリホームくらら箕面小野原勤務

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