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卒業生インタビュー

日本文学科 3回生 粟津 千佳さん
インタビュー内容は、公開時(2013年6月)のものとなります。

日本文学科ではどのような勉強をしていますか。

1,2回生では上代~中古の文学を中心に、「竹取物語」や「古事記」をメインに取り組みました。日本文学科の講義は全員共通のものもあれば、自分の興味にあわせて選択できる講義もあります。取り扱われる作品も古典から、芥川龍之介など明治以降の近現代のものまで色々と分かれています。
私は、竹取物語のお話が小さい頃から好きだったので、竹取物語を題材にした講義を選びました。講義は竹取物語絵巻を題材として、竹取物語絵巻では竹取物語がどのように描かれているのかを見ていきます。竹取物語の同じ場面でも、本によって異なる描かれ方をしているんです。そこが面白かったです。
また、古事記は、フレッシュパーソン・ゼミで受けた丸山顯徳(あきのり)先生の講義に惹かれて、その後も丸山先生の講義を受講して古事記を勉強することにしました。先生のおかげで古事記の面白さや魅力を知ることができたと思っています。今まで私が知らなかった古事記の話もたくさん教えてもらいました。


フレッシュパーソン・ゼミとはなんでしょうか。

インタビューVol.13イメージ1

1回生の最初に、フレッシュパーソン・ゼミという講義があって、少人数で色々な先生の講義をゼミ形式で受けることができます。古事記の丸山顯徳先生に出会ったのも、このフレッシュパーソン・ゼミでした。ゼミの担当の先生によって内容は変わりますが、私は丸山先生から、日本文学や一般教養など幅広く学びました。1回生のうちから色々な先生の教え方や題材に触れられてよかったです。


粟津さんは4月から3回生になり、本格的なゼミも始まります。今後はどのようなことを学んでいこうと考えていますか。

3回生から始まるゼミでは、丸山顯徳先生のゼミに所属して、古事記をさらに勉強していきます。古事記は日本最古の歴史書です。神話を通して、日本の成り立ちを知ることができる点に興味を持っており、ゼミでもっと深く学んでいこうと決めました。そして、日本の物語において「葬儀」を初めて描いたのが「古事記」だそうです。この点について、詳しく調べていきたいと思っています。


粟津さんが日本文学を学ぼうと思ったのはなぜでしょうか。

インタビューVol.13イメージ2

母が本を読むのが好きで、私も小さい頃から一緒に図書館に連れて行ってもらいました。それもあって読書が好きになりました。図書館では、かぐや姫の話をはじめ、日本の昔話をよく読んでいました。また、高校でも、現代文や古文など国語が好きで、得意な科目でした。日本文学を学ぶことが、自分を一番生かせるなと思って、日本文学を勉強できる大学を目指すことにしたんです。


古文は難しい・苦手だなという高校生も多いと思います。粟津さんが感じる古文の面白さを教えてください。

確かに古文が苦手な高校生は多いと思います。でも、話の流れを覚えていれば言葉が難しくてもすんなりと自分の中でストーリーが描けて覚えやすくなりますよ。
また、今と同じ言葉でも、意味が全く違うことも多いです。それって不思議じゃないですか?同じ日本語なのに時代や地域によって意味や何を表現しているかが変わってくるんです。そこが古文の面白さであり、魅力だと思います!


粟津さんが花園大学を選ばれたきっかけや理由を教えてください。

インタビューVol.13イメージ3

地元の京都の大学で日本文学を勉強したいと思っていたので、花園大学を選びました。京都は日本の古典文学が数多く生まれた場所なので、京都で日本文学を学ぶこと自体にも、特別な意味を感じています。
また、花園大学には近所に住むお兄さんが通っていて、花園大学のことを教えてもらっていました。話を聞くだけでもとても楽しそうな大学だったこともあって、花園大学に入学しようと決めました。


実際に花園大学に入学してみての印象はいかがでしたか。

先生や学生の距離がとても近くて、和気あいあいとした雰囲気が良いなと感じています。入学してすぐは少し緊張しましたが、友達もできて毎日楽しく過ごしています。
大規模な大学だと、学生数も多くて先生と学生が話す機会が少ないかもしれませんが、花園大学では1回生から少人数の講義も多く、先生も学生一人ひとりのことを把握して指導してくれます。丸山顯徳先生は気さくな先生で、わからないことがないか声をかけてくれて、いつでも気軽に聞きにおいでと言ってくれます。丸山先生はよく、「花園大学の学生は、いい学生ばかりだぞ!」と仰っているので、私も先生に認めてもらえるような学生になりたいです。


今後の大学生活の目標を教えてください。

インタビューVol.13イメージ4

日本文学科で取得できる図書館司書の資格取得を目指しています。日本文学科では他にも教員免許や博物館学芸員などの資格も取得できます。資格関連の授業は遅い時間に行われることが多く大変ですが、しっかりやり遂げたいです。
アルバイトと大学生活をうまく両立させていきたいですね。お茶屋さんでアルバイトをしており、お店の近くにはミュージアムがあります。そのミュージアム以外にも、京都には古典文学にゆかりのある施設や場所が多く、とても良い環境で学習ができるので、一層励んでいきたいです。
また、将来に関しては、大学生活を通して、今後の自分の目標を見つけていきたいです。

受験生の皆さんへ

花園大学の日本文学科には、時代や題材も様々な講義が揃っているので、自分の好きな時代の文学を中心に学ぶことができます。そして、私が古事記に出会ったように、知らなかったことや新しいこととの出会いがある学科です。ぜひ積極的に色々な講義を受けて、自分が一番学びたい文学を見つけて欲しいです。花園大学は先生も学生も明るく楽しい方が多いので、きっと充実した大学生活が送れると思いますよ。

インタビューVol.13粟津さんプロフィール写真
粟津千佳(あわづ ちか)
文学部日本文学科日本文学コース 3回生(2011年入学)

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