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公開講座

第110回例会(詳細)


福祉現場で直面した虐待
島﨑 将臣(社会福祉学部専任講師=介護福祉学・社会福祉学)

 わが国における虐待は増加傾向にあります。厚生労働省のデータによると、高齢者の虐待と判断された数は、在宅で1万7078件、施設等では510件と圧倒的に在宅生活では虐待が発生する確率は多いことが分かります。また、被虐待高齢者の約8割は認知症を患っていることも明らかになっています。介護が必要な要介護者、特に認知症高齢者や、障害を有する人々は自身の思いを他者に伝えることが難しく、虐待を受けて生活することがいつの間にか「当たり前」になっている現状もあります。
 そこで、今回は、私が介護福祉士と社会福祉士として現場で直面した不適切ケアや虐待の事例を取り上げ、人として生きていく権利を奪わない、奪ってはならないという支援の在り方を考えるきっかけにしたいと思います。
 今回の事例は、重度の肢体不自由(頸髄損傷者)への不適切ケアのケースと認知症高齢者が実の息子に虐待されていたケースの2つを取り上げる予定です。
 特に認知症高齢者の事例では、虐待者の状況をどのように支援者として受け止め、虐待の再発防止に向けた支援について考えていきたいと思います。

【日 時】2019年12月10日(火曜)午後6時~
【会 場】本学教堂2階会議室
※無料・申込不要・どなたでも参加いただけます。

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