HUMICデジタル書庫

■本学教員の著作

『日本禅宗史』 竹貫元勝著 大蔵出版 1989年刊
著者は、花園大学文学部日本史学科教授で、当館の元館長です。公開については大蔵出版の許諾をいただいています。別に「正誤表」(PDF)を作成しました。
本文をご覧になるにはDjvuプラグインが必要です。

■稀少資料

当館で「貴重書」の扱いをしている稀少資料を画像で公開します。主要な部分は、当館が所蔵する「今津文庫」(故今津洪嶽博士旧蔵本)の中から、これまでに利用申し込みのあったものを中心に選定したものです。

■稀少資料(近現代)  『今古奇観』『妙心寺之景』

■墨蹟

■古文書

俣賀家文書」(PDF)
「俣賀家文書」とは、かつて石見国(島根県)の御家人であった俣賀家に伝わった文書です。現在複数の図書館に分かれて保存されていますが、中でも花園大学所蔵の全22点は、ほとんどが鎌倉時代から南北朝時代にかけての古いもので、当時の武家の動向が伺える、現存する数少ない史料の一つとして貴重なものです。

鎌倉時代、遠江国(静岡県)内田庄を本拠とする内田致茂(むねもち)という武士が、承久の乱の勲功により、貞応元年(1222)、石見国貞松・豊田の地に地頭職を与えられます。致茂はやがて三男致義に、豊田郷内の俣賀(島根県益田市郊外俣賀)・横田(同横田)地頭職を譲り、これが石見俣賀氏の始まりとなりました。

俣賀氏は、その後、足利尊氏に従って軍功を重ねるなど南北朝の動乱を乗り切り、明治に至るまで永く石見国に存続し、「俣賀家」に関わる文書を代々大切に伝えて来ました。縁あって、その基幹部分を花園大学が所蔵することになった次第です。

なお釈文・解説は、元本学文学部史学科教授上島有先生の手になるものです。