


花園大学歴史博物館 2007年度秋期企画展
「宇治人形―知られざる茶の木人形の世界―」
2007年 10月22日(月)~ 12月15日(土)
(日曜・祝日、全学休講日は休館)
10:00~16:00(土曜日は14:00まで)
花園大学歴史博物館 第2展示室
無料
洛南宇治の地に、茶の木を素材とする茶摘み姿の女性の根付人形のあることはあまり知られていません。現在では生産量も少ない観光客向けの宇治土産ですが、往時には皇室や大名などに縁起物として愛玩されるほどの工芸品でもありました。そこで今では地元の人にもあまり知られていない宇治人形の特別展覧会を開催し、素晴らしい宇治人形の世界を紹介いたします。
茶の木人形は、江戸時代後期に御袋茶師上林牛加こと上林清泉により創始された茶摘女姿をした根付人形です。その技は二代上林楽之軒によって受け継がれ、その礎が築かれました。楽之軒が亡くなると宇治人形の技は途絶えてしまいますが、その技を受け継ごうと模刻するものが後を絶たず、代表的な作者として上林其楽や岡村楽山などがあげられます。大正から戦前にかけて技を磨いた楽山は皇后陛下のお買い上げを賜るほどの技を持っていました。また昭和2(1927)年には、日本美術院の木村五郎を講師として宇治白川で講習会が行われ、桂楽峯などの名匠も輩出しました。第二次世界大戦の混乱により制作も中断されてしまいましたが、戦後は蜷川静山などにより継承されています。
そこで本展では、田中正流コレクションを中心とし約180点の名品を展観するとともに、宇治人形の作者の系譜をあきらかにし、800年の歴史を有する宇治茶の功徳や幸福を招く縁起物としての宇治人形の側面にまで迫ります。
本展が、宇治人形の魅力を再認識するきっかけになれば幸いです。
上林清泉作「茶の木人形」、上林清泉作「茶の昔話絵巻」、
上林楽之軒作「茶の木人形」、上林楽之軒作「雨中茶摘図」、
岡村楽山作「茶の木人形」、桂楽峯作「茶の木人形」、
など約180点
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| 上林清泉作 茶の木人 |
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| 上林清泉作 茶の木人形 |
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| 上林楽之軒作 茶の木人形 |
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| 桂楽峯作 茶の木人形 |
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| 桃辺僕作 利休像 |
花園大学企画広報室(075-811-5181(代))
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