人権教育研究センター

第96回例会

「三鷹事件 竹内景助氏の主張の変遷」
脇中 洋(本学非常勤講師=発達心理学・法心理学)

 1949年(昭和24年)7月15日に三鷹駅で発生した列車暴走事件(三鷹事件)は、国鉄職員だった被告人10人のうち共産党員ではなかった竹内景助氏の単独犯行とする判決で死刑が確定。その後、本人による再審請求が出されたが、1967年(昭和42年)に脳腫瘍の治療を受けることもできないまま45歳で獄死している。その後、竹内氏の死から44年を経た2011年に、遺族と弁護団は第二次再審を申し立てている。
 事件の真相は未だ謎が多いとされているが、事件への関与を否認する竹内氏に対して一部の弁護人は自白を勧めるなど、正当な弁護活動も行われなかった。このため竹内氏は取調べ段階から公判に至る間に7回もその主張を変遷させている。こうした竹内氏の主張の変遷を、供述心理学の立場から改めて分析することで、どのような動機が垣間見えるのか考察する。

【日時】2016年7月15日(金曜)午後6時~
【会場】本学教堂2階会議室
※無料・申込不要・どなたにもご参加いただけます。

一覧に戻る