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文学研究科仏教学専攻(博士後期課程)

人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的

禅仏教に関連した創造的な研究を組織的に推進し、高度な研究能力と豊かな学識を備えた人材を養成する。

文学研究科仏教学専攻(博士後期課程)とは

花園大学大学院文学研究科博士(後期)課程は、臨済禅に関する世界で唯一の高度な研究をなしうる場としての特色をもち、臨済禅の専門研究を目指す国内外における研究者の期待に応えています。修業年限は3年、取得学位は「博士(文学)」で、収容定員を6名(入学定員2名)としています。
本課程では「禅思想研究」と「禅宗史研究」の二本柱とし、その専門研究者の養成を目的としています。

「禅思想研究」を課題とする学生に対しては、中国禅思想研究、日本禅思想研究、禅思想の哲学的研究などを内容とする特殊研究科目を開講しています。特に禅思想研究の領域においては、今日の禅学研究の世界化の状況に鑑みて、禅学の研究者とはいえ西欧哲学の素養無しには国際的議論の場に参加しえない状況となっています。
同時に西欧から禅思想研究のために留学してくる学生の指導には、西欧思想に熟達した指導者もいます。西欧思想を通して禅の思想に迫る方法こそ、禅思想研究博士(後期)課程の特色なのです。

さらにまた禅思想研究には基礎資料となる禅文献の正確な講読も重要な研究課題であることは言うまでもありません。特に中国唐宋の俗語を多く用いる禅語録については、格別の読解能力が要求されるため、文献講読もそれぞれの研究にとっての基礎的な課題になってきます。この点においてもきめ細かい指導を行います。

「禅宗史研究」を課題とする学生に対しては、臨済禅がいまなお教団として現代世界における意義を発揮している日本禅宗史にその研究基盤を置き、臨済宗の日本的展開を研究します。しかもそのためには、それらの背景にある中国やインドにまで遡る歴史的研究も避けることができません。それが禅宗史研究のもつ大きな特異性であり、その特性を活かしうる研究科目を編成しています。
具体的には、臨済宗の歴史的展開を研究する日本禅宗史、中国禅宗史の特殊研究科目、さらに禅宗における日本と中国の交渉史に関する特殊研究科目、また、禅宗教団史研究の基礎として、その原点であるインドにおける仏教教団論にまで遡る特殊研究科目などを開講し、臨済宗の歴史全体にまたがる研究領域を整えています。
また、日本における禅院制度、禅院経済の研究、禅文化研究、さらに禅宗教団発展史の研究などについても中国、インドにその起源を求めつつ、文献史学の方法論による研究をなし、それが単に臨済宗内の教団史にとどまることなく、それを越えた臨済禅の政治的、経済的、社会的、さらに地域的諸分野における歴史的関わりとその機能などに視点をあてつつ、ひろく禅宗関係史料および一般諸史料の全体を視野にいれた研究指導を行います。

今、研究課題に取り組む人の中で、「禅思想研究」、「禅宗史研究」的視点に移すことで新研究につながる切り口を得ると感知した人、真正面から「禅思想研究」、「禅宗史研究」に取り組む人、そのような将来の学会をになう研究者となりうる有能な人材に門戸を開いています。