


本学の建学の精神は「仏教精神によって人格を陶冶すること」にあり、とりわけ臨済禅師によって示された「臨済禅」の心に学ぶことを眼目においています。仏教の精神 であり、特に臨済禅をその根本としています。
この建学の精神を全学構成員に浸透させること、同時に昨今の急変する現代社会に対して展開することを目的で存在しているのが「禅仏教教育センター」です。 禅仏教教育センターは禅門に籍を置く本学教職員および禅仏教教育センターの目的に賛同する教職員によって構成されており、日常の具体的な活動は、 部長(学長)、副部長、顧問、主事、および職員のスタッフによって進められています。
鈴木大拙博士(明治から昭和時代に活躍した国際的な仏教哲学者。鎌倉の円覚寺で今北洪川、釈宗演に参禅師事し、仏教、禅思想を広く世界に紹介、文化勲章を受賞している)は、いみじくも「禅とは、限りなき、創造的、主体性である」とはっきり述べられており、この自由な境地をもって禅の宗教性を説いています。
しかもこれは、日本人に向かって述べられたものではなく、国際人への提言です。アメリカ、ヨーロッパのキリスト教の人たちに向かって言われたメッセージでもあります。
そこに禅のもつ現代性がひそんでいることに注目したいのです。単なる仏教者だけへの提言ではありません。むしろ既成の宗教を越えたところに禅の精神をおいています。これほど人間にとって自由な境地を示した言葉はどこにあるでしょうか。
かつて禅者は、悟りの境地を表現するのに、一圓相で示しました。圓(まる)です。このまるい真実の人間のこころを体得することが、本学の建学の精神です。 そこに禅仏教教育センターの使命もあり、そのために活動しています。